壁一面を覆う本棚に、びっしりと様々な本が並べられた自分だけの図書館。
本好きなら一度は、自宅の一室に書斎が欲しいと思ったことはあるかもしれません。
私もそんな「自分図書館」を目指して、読んだ本をコツコツと貯めて将来の夢に備えてワクワクしていましたが、部屋の片付けにハマり、だんだんとモノが減っていく中で、本も手放すことを決意しました。
しかし、思っていた以上に本を手放すことが難しく、簡単には手放せなかったのですが、結果的には約300冊あった本が6冊までに減らすことができました。
今回はそんな本を断捨離する方法について、詳しく紹介したいきます。
完全に断捨離しなくても、本の数を見直してみようかなと考えている人も必須です!
本をスッキリ断捨離するコツとは?

一般的な本は1000円ちょっとの値段で、沢山の知識と疑似体験をさせてくれる素晴らしい存在です。
しかし、時に本を所有していることで、時間に追われる感覚を感じることはありませんか?
もし、本を読むことに対しての「義務感」をもっているようであれば、見直すタイミングかもしれません。
では、どんな本があなたの心と時間を圧迫しているのでしょうか?
・読みかけで放置されている本
・いずれ読もうと思っている本
・気持ちが上がらない本
読みかけで放置されている本
まずは読みかけで放置している本は一度読み始めたものの、難しくて挫折してしまったり、他に優先して読みたい本がであったために、後回しにされている本のことです。
こういった本は、本の衝動買いや複数買いをすることも、他の本に目移りしてしまう原因になります。
数日間の放置ならともかく、数ヶ月を放置しているのであれば、ほぼ読むことはないでしょう。
せっかく買ったのだから、最後まで読みたいとそのまま所持してしまう気持ちはわかりますが、実際に気分が乗らない本は早い段階で手放して、本当に興味のある本を読む時間に当てた方がいいでしょう。
読みたい気持ちがないと、実際に頭に言葉は入ってこないので、時間のムダにもなり得ます。
いずれ読もうと思っている本
そして、とりあえず買ったけれど、いずれ読もうと思っている本も断捨離の対象になります。
これは、購入した時には読もうと意気込んでいたのにも関わらず、時間が経つにつれてモチベーションが下がってしまう英会話のなどの学習本や、趣味の本などに多いでしょう。
本も生物のように、買ってすぐの方が、読みたい気持ちが強いはずなので、読みたい気持ちが強いうちに読み始めるのがいいかもしれません。
いづれというのは99パーセントの確率でやってこないので、迷わず手放しましょう。
気持ちが上がらない本
そして、気分の上がらない本は難しい専門書や、読んでいてもなんだか面白くないと感じる本です。
例えば、習得しようと思って勢いよく買った本の内容が難しすぎて、さっぱりわからなかったらせっかくの、モチベーションを下げてしまう可能性がありますよね。
今の自分にとって難しい内容で理解ができなかったり、やる気が上がらない本も、手放す対象になります。
この3つの項目を確認しながら本の見直しをしてみることで、本当に大切な本だけが残るでしょう。
私が実際に行った本の断捨離とその感想

私は本を読むのが好きで、主に所持している本のジャンルは小説、自己啓発本やビジネス本、そして趣味の本でした。
毎回最低でも2.3冊の本を購入しており、買った本の重みを感じて「これから読むぞ!」とワクワクしながら持ち帰っていました。
しかし、買った直後に感じていたワクワクする感覚は、数日経てば「読まなければ」という義務感に変わっていることが多かったのです。
本の所持数が300冊を優に超えて本棚の中に収まらずに床に平置きされるようになっているのを見て、本の見直しをしようと考えました。
本を手放す基準として、自分に対して投げかけた質問は、
「なくしてしまったとしたら、すぐに買い直すか?」
「自分のなりたいライフスタイルに必要なものか?」の2つでした。
その質問に対してNOと出たものに関してはすんなり断捨離でき、その中でも悩んだものに関しては、好きなフレーズ、言葉などをノートにメモをして手放すことができました。
また、電子書籍を取り入れたことにより、断捨離して3年経った今でも所持している本は10冊以下をキープしています。
私は本を断捨離することによって自分の気持ちを整理することもできましたし、平積みされている未読の本を見て、「読まなければ」という義務感のようなものも手放すことができ、今必要なものだけを近くに置いておくことで心にゆとりを感じることができたように思います。
本はあくまで私の知識と教養を与えてくれ、なおかつ心を豊かにしてくれるものと考えているので、あなたにとって、どんな本を近くに置いておきたいかを考えてみるのもいいかもしれません。
まとめ
実践して方法も合わせて本を断捨離するコツを見ていきましたが、いかがでしたでしょうか?
本の断捨離は手放す基準さえ設定していれば、あとは判断に迷わずに手放すことができるので、本を手放したいと考えている人は、ぜひ実践してみましょう。
また、あなたが所持している本は、あなたの考えていることや、心の中を映す鏡のような存在になります。
本全ての人が断捨離する必要はありませんし、知識と経験をくれる本はこれからも読む事をおすすめします。
しかしそんな本の中でも、いつか読もうと思って放置されている本たちは、時に「読まなければ」という圧迫感を持ち、知らぬ間にあなたの心の余裕をなくしてしまうこともあります。
本も部屋の片付けと同じように、持っているものを定期的に見直すことで自分を見つめるきっかけになるでしょう。