毎日片付けをしているのに、家族が協力してくれなくて全然片付かない。
そんな悩みを抱えている人は沢山いるのではないでしょうか。
実は私も家族が片付けられない人だらけで、その悩みを持つひとりでした。
でも、片付けられない人を片付けさせることは思っている以上にかなり難しいことで、その大半はその場では片付けてくれても、持続はできないという残念なものでした。
しかし、片付けられない家族と同じ屋根の下で生活をしていて、できるだけストレスを溜めない方法を調べた結果、「自分の考え方を少し変えること」でストレスが軽減されることがわかったのです。
今回はそんな片付けられない家族との生活の中で、イライラしない方法を紹介していきます。
片付けられない家族にイライラしないコツは?

綺麗好きな人にとって片付けられない人との生活は、時に耐え難い苦痛になってしまうことがあります。
永遠に終わらない片付けに対して気分が落ちてしまい、日頃の疲れなどが重なるとさらにイライラして、相手に当たってしまうこともあるでしょう。
しかし、片付けられない本人には、あなたがそこまでイライラしている意味が、理解できていないこともあります。
結婚相手であれば、育ってきた家庭環境が違ったり、相手の両親も片付けられないタイプである可能性が高く、すぐに相手を変えることはかなり難しいことかもしれません。
お互いの考え方に大きな違いがある場合、一番大切なのは相手との価値観のすり合わせをすることが、当たり前なようで最も早い解決方法だったりします。
そのためには「ここまでの散らかりレベルはOK」と許容範囲を広く設定することをオススメします。
片付けられない相手を責めることは簡単ですが、怒りの感情はどちらも幸せになれないので、相手を変えたいと思うには、まずはあなた自身が変わる必要があるのです。
感情に流されずに相手と理解を深めていくようにしましょう。
改善方法を紹介!

改善方法のひとつに、片付けに対しての許容範囲を広くするとお伝えしましたが、意識しようと思っていても、積み重なったイライラが抑えきれない時もあるでしょう。
そんな時の自分の心を安定させる3つの方法を紹介します。
・相手の気持ちを理解する
・自分の居場所だけキレイにする
・期限を決めて処分する
相手の気持ちを理解する
私もそうでしたが、片付け上手の人は基本的にモノがなくスッキリした部屋の方が暮らしやすいという考え方を持っている人が多いでしょう。
しかし、片付けられない人の中には、片付け上手な人が理解できないような考え方を持っている人もたくさんいて、部屋が散らかっていても、何も不快に感じない人もいるのです。
たとえ家族でも、モノの価値観はそれぞれ違ったり、片付けに関して無関心な人もいることを理解して、モノがなく綺麗な家ではなく、お互いが居心地が良くなるような家づくりを目指してみましょう。
自分の気持ちをわかってもらうためには、まずは相手の気持ちを理解することがとても重要になってきます。
片付けられない家族には、片付けてというより、「自分の荷物は自分の部屋に持って行ってくれる?」などの明確なお願いをすることで、多少の変化はあるかもしれません。
自分の居場所だけキレイにする
まずは、あなただけのテリトリーを作ることで、いざという時に逃げ込める場所を作っておくことです。
個室があればなおいいのですが、それが厳しい人であれば、部屋の一角だったり、主婦の方であれば、キッチンを居心地の良い空間に変えることをオススメします。
自分にとっての落ち着ける居場所はストレスを軽減し、心を落ち着かせてくれるでしょう。
期限を決めて処分する
また、これはショック療法ともいえるかもしれませんが、片付けてくれない家族に物の放置期限を伝えることも意外と効果があります。
「友達が来るので○日までに、リビングに置きっ放しにしてある私物は処分します」と宣言してしまうことです。
片付けられない人の中には、「どうせすぐ散らかるのなら片付ける必要はない」と開き直る人もいるので、しっかりとした片付ける理由が必要になります。
この目的は、相手に片付けの理由を示すことと、片付けてくれないストレスを軽減させる意味合いがあります。
普段ならむやみに捨てられませんが、この方法なら「いつでも捨てれる!」と多少なりとも気持ちは楽になるでしょう。
もし片付いていなくても期日には思い切り処分ができますし、ゴミ袋に入れ捨てるふりをするだけでも、多少の効果があります。
少なくとも本当に大事なものは、置きっ放しにせず、自分で管理するようになるかもしれません。
まとめ
片付けられない家族とストレスを溜めずに、生活する方法について紹介していきましたがいかがでしたか。
夫婦の離婚の理由のひとつでもある「性格の不一致」は、片付けのような日常の意見の相違から始まるのかもしれません。
特に数十年も生活を共にしている両親との意見の相違は、解決するのには時間がかかる可能性が高く、親の老後に子供が片付けることも少なくないでしょう。
片付けが習慣になっている人は片付けは良いことだというイメージが強く、片付けられない相手に対してもその思いを共有したいと考えます。
しかし片付けられない人の中には、トラウマなどの心の問題で片付けができない場合もあるので、感情的にならずにお互いにとってベストな選択を心がけてみましょう。